※現在記事工事中

当ページを閲覧される方は、ご自身の将来や親近者の危篤など様々な理由を抱かれ辿り着かれたことでしょう。インターネットの中には不確定な情報も多く、混乱されるかも知れません。不安や悲しみの中、正しく情報や手順を選択・確認することは難しいことです。

喪家遺族や故人を第一義に考えて案内されていない記事も多くあります。優良な企業も当然いらっしゃいますが、葬祭業者や紹介業者も運営の性質上やはり営利企業です。故に契約依頼を優先して引受けてしまいます。実際には喪主遺族が想像してたプランと異なり、金額の変更が余儀なくされる。あるいは紹介後は丸投げなど。寺院側も携わる部分にしか言及さず、詳細な記事を掲載せず情報が不明な場合があります。

商業的あるいは不親切、これらの問題を越え視覚装飾も抑えて執筆したいと思います。この記事が訪問読者の便りになれば幸いです。

真言宗における葬儀の意義についてはリンク先に委しくあります。以下は葬式の手順について執筆致します。

危篤になったら

◎危篤の連絡

人間は誰にでも”最期”が来ます。いざ医師からいよいよ危篤状態であると宣告されたら、動揺し慌ててしまいます。まずは自分に「落ち着いて行動しよう」と語りかけましょう。そして、親類や最期に会わせたい友人・知人に至急知らせる手配を取ります。あまり付き合いのない方や遠方で臨終に間に合いそうにない方には知らせなくても良いでしょう。ただ、親類間の連絡の有無は後々のトラブルにもなりかねませんので十分に配慮します。高齢や病気、妊娠中などのショックを与えたくない方への配慮も必要です。友人・知人は特に親しい方だけに連絡します。

誰に連絡するかを考えたときに最も大切にしたのは本人の気持ちです。死期が近いことをすでに医師より告げられている場合は、いざという時に(菩提寺含む)連絡する連絡簿を作成しておくと慌てなくて済みます。

連絡は深夜でも電話で

危篤の連絡は緊急なので、深夜や早朝でも電話で行います。相手の携帯電話にかけても失礼ではありません。一言、お詫びを伝えすぐに用件を簡潔に述べます。

○自宅で危篤になったら

自宅療養中に容態の急変の場合は、至急かかりつけ医に連絡をするか「119」番で救急車を呼びます。一度、呼吸を整えてから次の通り伝えます。

①自宅の住所、氏名、電話番号 ②病人の容態 ③自宅付近の目標となる建物

救急隊員が必要な質問をしてくれますので落ち着いて返答します。

○菩提寺への連絡方法

まだ危篤状態の時に予断を許さない状況である事を伝え、もしもの場合にすぐに連絡する旨を知らせておくとお寺側も枕経に備えます。臨終後でも構いませんが危篤の段階で知らせても問題ありません。

○葬儀社の目星をつける

旧来は寺院が指導のもと行っていましたが、現代のお葬式は葬儀社が大きな役割を担っています。いざという時に慌てて飛び込んで後悔する喪主は多いのです。事前に良い葬儀社のあたりをつけておく事は必要です。