正式名称:善法閣教会神應寺
日本古来からの信仰である神仏習合を大切にしていきたいとの考えから、神道作法でも祭祀をさせて頂いております。
仏教の教えは決して亡くなられた方だけに向けられたものではありません。生きている我々に対するものです。
また、堂宇伽藍を構える大寺院ではなく、小さな民家で活動しているお寺です。
然し、教えを聞く機会はほとんど無いと思います。興味はあっても敷居が高いと感じる方も多いと感じます。
何故なら、当寺の住持である私自身が在家出身(寺族でない一般家庭の出身)であり、同じような気持ちを抱いたことがあるからです。
そこで、縁ある皆さんに仏教を学び実践する場所を設けたいと一念発起しまして、平成29年12月に十寳山神應寺は開山致しました。
お経ってどんな内容なのだろう?仏さまって何だろう?そんな疑問にも真摯にお答えします。
意味を理解して、生活の智恵とする。それを実践することこそが仏道なのです。
そして、肩の力を抜き深呼吸をして、僧侶と共に一心に祈りを捧げてみませんか。
僧侶の修行道場としても熱心に指導をしています。
形だけでない丁寧な修法で、御祈祷や御供養をお勤め致します。
皆さまと良き御縁になります事を御祈念申し上げます。 九拜
※小さな本堂のため多人数での参拝が難しいためご遠慮頂いております。住職が一人で管理しているため、来山される場合は予めご連絡を頂戴できますと幸いです。
主管紹介
西郷俊玄(サイゴウ シュンゲン)
中学時代のいじめが原因となり人間関係に悩み、それを起点に人間の思想や心への探究心を抱く。
13才の年の暮、曹洞宗開祖・道元禅師の著した『正法眼蔵』を読了。仏門への帰依を誓う。
「恥ずべくんば明眼の人を恥ずべし」心ない人から受ける言葉を受け取るに足らず。
ただ真理を諦らかに観る人からの言葉を受け入れなさい。この言葉が励みになった。この言葉を知り、私は仏教で人を救いたいと志を持つ。
仏教経典を読み耽る中で真言密教と出会い、中学校卒業後に紀州高野山に単身入山する。
平成25年高野山真言宗総本山金剛峯寺に於て、松長有慶大僧正猊下を戒師に出家得度。
のちに受戒、四度加行を成満して伝法灌頂入壇。平成29年に高野山真言宗総本山金剛峯寺より教師資格を補命。
令和元年には真言宗醍醐派総本山醍醐寺でも教師資格を補命する。
大師のみ教えを宣教すべく神應寺を拠点に奮闘中。単立寺院として3カ年の教化活動をして実績により、総本山醍醐寺より神應寺が令和3年8月1日付けで本山末寺として承認された。主管者拝命の親授式は令和3年10月29日に醍醐寺三宝院門跡にて行われる予定。
静慈圓大僧正を大阿闍梨に迎えて上海・法華学問寺に於て開催された声明公演に出仕、新春をホノルル・弘法寺に於て数年に亘り加持祈祷や説法など開教活動に尽力。
心の対話を大切に正しい信仰を伝導している。密教・修験道・神道などの諸流を受法研鑽しており、古文書の成文化や教授をして流派護持に寄与。